高円宮杯 JFA 第31回全日本U15サッカー選手権大会 関東大会
11月9日(日)
1回戦
矢板SC vs 鹿島アントラーズつくば
0-0 延長 0-0 PK 2-3 負け
【マッチレポート】
矢板SCは4-1ー4-1の布陣で自陣に守備ブロックを形成。
基本的には1トップを含めフィールド10人が常に前向きの状態で守備をすることを徹底。
お互いの距離感やスペースの管理を意識し、自陣のスペースを消しながら試合をすすめていった。
それでも、関東1部リーグに所属するアントラーズつくばの選手たちにブロック内に侵入されてしまう場面がいくつかあった。
しかし、最後には体を投げ出してシュートブロックし決定的な場面はつくらせなかった。
跳ね返したボールがうまく拾えた時は、相手SBが高くなった事で相手CBの両脇にスペースがうまれ、そこを活用し効果的なカウンターを仕掛けることができた。
だが、個の能力が高い相手選手に対しバイタルで前を向いたり、フリーでシュートを打たせてもらえる場面はつくれず、矢板SCも決定的な場面はつくれずにいた。
守る矢板SC、相手コートで保持するアントラーズつくば、時折カウンターをしかける矢板SC、最後はしっかり跳ね返すアントラーズつくば、この繰り返しで試合は進んでいった。
保持率こそ3:7と圧倒的に保持されてしまった矢板SCではあったが、チームで戦術を徹底し、前後半80分、延長20分と100分間無失点で切り抜け、勝負はPK戦となった。
矢板SCは5人中3人が外してしまい、アントラーズつくばは5人中2人が外した。そして決着がついた。
惜しくも負けてしまったが2期生の3年間でもベストゲームといえるくらい、よく走り、よく声を出し、よく考えたゲームだった。